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食肉関連機器見本市に日系企業3社が出展

 2年ごとに行われ、今年で第10回を迎える食肉関連機器見本市「テクノ・カルネ」がサンパウロイミグランテス展示場で25日まで開催され、前川製作所(本社・東京)、イシダ(本社・京都)、サニーヴァーレ(本社・サンパウロ)の日系企業3社も出展しました。同見本市は食肉に関連した加工機械、冷凍冷蔵機械、包装機材等の機器を出品・展示するものです。
 前川製作所は鶏モモ肉脱骨機「トリダス」、食品に混入した微量金属を見つける磁気式探知機、主要製品の産業用コンプレッサーを出品・展示しました。イシダは乾物加工機、粉類加工機、粘着質食品加工機、食品混入異物探知機、食品質量測定機を出品・展示し、 サニーヴァーレは食品フィルムパック機、食品に発生する異常ガス探知機、食品に添付する価格等内容証明シール張付機、真空パック機等をそれぞれ出品・展示しました。
 前川製作所のトリダスは3年前からブラジル市場に登場しています。現在までに108台を販売し、機械20台に付き1人のメンテナンス技術者が必要となり、同社関係者は「さらなる販売拡大を目指し、売り尽くした後はメンテナンス・サービスで利益の出る体制に移行させたい。主要製品のコンプレッサーに比べて売上はまだ小さいが、利益率の良い製品」と語っていました。
 ブラジル人の大好きなシュラスコやフランゴ・アサードの裏方業界に、日系企業もかなり入り込んでいるのが垣間見えた見本市でした。