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立体駐車場新設でグァルーリョス空港の混雑緩和か

 地元紙の報道によると、サンパウロの空の玄関グアルーリョス空港に立体駐車場を建設することが決定し、現在の収容台数2948台から1万台を収容できる大駐車場へと変身します。建設のための企業入札が既に開始されています。
 同空港駐車場は、常に満車状態のため利用者の不満が絶えません。フォーリャ紙が昨年7月に行った調査によると、約3千台分の駐車スペースに3500台の車が順番待ちをし、空くのを待ち切れずに路肩や芝生に乗り上げて駐車する利用者までいました。
 空港側の説明では、新設予定の立体駐車場は6階建てで、車を駐車するとプラットフォームが自動的に動いて立体駐車場内に収容し、全く人手を使わず全自動で動きます。出庫の場合は、利用者がチケットを自動機に挿入すると、わずか3分で車が立体駐車場から出てくる仕組みです。
 立体駐車場は、最初の1年間で2052台、合計5千台を収容する規模になり、2年目でさらに2千台分が追加新設され、3年目なると3千台分を新しく増設というように随時拡大される予定です。駐車料金は、据え置きの予定です。
 同様の立体駐車場は、ブラジリア空港、ポルト・アレグレ空港、リオのサントス・ドゥモン空港でも建設予定で、カンピーナス市のビラコポス空港やサルバドール空港にも建設案が浮上しています。