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軽装での入店拒否増える高級店

 フォーリャ紙の報道によると、サンパウロ市内の高級レストランの多くは、うだるような暑さが続く今年の夏もベルムーダ(短パン)での入店を禁止しています。軽装での入店を断っているレストランはシャルロー、ジュン・サカモト、ラ・ベシーア・クシーナ、アンチクアリウス、ラ・タンボウイレ、パリジ・エ・ア・ベラ・シントラなどです。入店禁止の理由として、周囲の客に不快感を与えることや、軽装で来店する客が多くなりすぎることを挙げています。
 ジュン・サカモトのシモーネ・ナダ支配人は、「私たちの店では、顧客の服装に関するドレスコードという規定があり、男性の場合はベルムーダや帽子、サンダルでの入店をお断りしています」とはなしています。その一方で、女性のミニスカートやサンダルでの入店は可能で、これは差別ではなく、やはりドレスコードの規定で禁止されていないということです。
 弁護士のセーザル・マトスさんは、革のサンダルでレストラン・シャルローに入ろうとしたところ入店を断られました。サンダルでの入店禁止を予約時に知らされなかったことを主張して、何とか入店を許可してもらったが、「規則は常に前もって知らせてもらわないと困る」と語っています。