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深刻な自動車部品不足、修理業者に大きな打撃

 エスタード紙によると、昨年、自動車の販売台数が急増したため自動車の部品が不足、修理に出しても部品がないため出来上がりは3か月先という事態が起きています。
 10年度の新車販売台数は350万台という記録的な売り行きでした。このため部品生産は新車用が優先され、中古車の修理に必要な純正部品の生産が間に合わなくなっています。修理用の部品不足は国産車だけではなく、輸入車の修理にも影響が出ています。
 編集記者も、新車販売好調のあおりを受けた一人。昨年の9月30日に交通事故で愛車のフォルクスワーゲン・ポロが故障、サンベルナルド・ド・カンポにある修理工場「ジカル」に修理に出した。しかし、「まず保険会社からの修理許可が下るまで1か月待たされ、その後は部品がないという返事のみ」だそうです。ジカル側は、多くの部品が長期間にわたって届いておらず、現在もまだトランクの床部分の部品が不足していると嘆いているとか。