20日に特許切れを迎える男性の勃起不全(ED)治療薬「バイアグラ」の特許元である米製薬会社ファイザーが、後発医薬品(ジェネリック)に対抗するため、9日から販売価格を半額に下げました。ジェネリックの生産販売を認める高裁判決が4月末に下り、特許切れの翌日には早くもジェネリック商品が店頭に並び始めました。ファイザー社はジェネリック商品の登場でシェアの4割まを失うことが予想されることから、今回の大幅値下げに踏み切ったものです。
ジェネリック商品の生産を開始しているEMS社は、ファイザー社の値下げに対抗、さらに販売価格を35%程度引き下げる構えを見せています。この値下げ競争に勃起不全患者は喜んでいます。