国家交通審議会は17日から、全国の自動車教習所に対し教習課程に夜間教習を義務付けました。視界が昼間の半分といわれる夜間走行を教習に取り込むことで交通事故防止に繋げようという試みです。この試みに、「夜間教習は理想的だが、現実的に実施は難しい」とする声も多く上がっています。
この発表で教習時間(20時間)の2割が夜間訓練になります。これで新規免許では4時間、免停処分解除の教習にも3時間の夜間訓練が必要となりました。教習の時間帯については、当初は午後8時から同11時までを検討していましたが、各州の日没時刻の違いを考慮し、とくに時間の指定は行われませんでした。夜間教習は、既に教習中の人は対象外で、17日以降から教習する人に適用されます。