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ブラジルの携帯通話料金、世界2位

 地元紙の報道によると、ブラジルの携帯電話の通話料金は1分間平均45センターボ(約45円)で、世界で南アフリカに次ぐ2番目の高さだといいます。サンパウロで前払いの携帯電話を使っている人たちも、チャージしたと思ってもあっという間になくなってしまうと嘆いています。
 欧州コンサルタント会社が各国の通話料金をレアル通貨に換算して比較したところ、1分につき2センターボのインドが最低で、50センターボの南アフリカが最高だったそうです。45センターボのブラジルは世界で2番目の高さ。スペイン(43センターボ)や英国(26センターボ)はまだ良いとしても、アメリカの10センターボ、中国、インドネシアの6センターボとは比較にならない高額です。
 ブラジルの通話料金が高いのは、税金と交換手数料の高さにあるようです。1レアルの通話料金のうち、42%が商品流通サービス税やその他の税金として徴収され、40%が他社の回線を使用する交換手数料。通信会社の取り分ははわずか18%ということですから、45センターボのうち8センターボ(約2.3円)だということです。