中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルの喫煙者、19年間で47%減

 地元紙の報道では、ブラジルの喫煙者数は19 年前と比べ47%減少したことが、国立ガン研究所の調査で分かりました。喫煙者数が実数で2140万人減少したことになり、世界保健機関が推奨する年間目標(2%)を超える減少率を記録しています。
 1989年から2008年にかけ、国立地理統計院の資料を参考に喫煙経験のある15歳以上を対象に調査した結果、89年には32.4%だった喫煙率が、昨年は17.2%(2460万人)までに下降していました。89年当時の喫煙者のうち46.2%(2140万人)がタバコをやめたことになり、減少率としては、日本(34.4%)や英国(25.8%)などの先進諸国を大きく上回っています。
 性別の減少率では、男性が46.2%、女性が48.3%で、年齢別では、15〜44歳の若・中年層が53.8%と最も減少率が高く、高年層(65歳以上)の49.3%、壮年層(45〜65歳)の33%が続いています。また、高学歴者ほど、タバコを吸わない傾向にあります。