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JALが来年2月から減便

 日本航空(JAL)は9日、2010年2月1日から同3月27日までの2カ月間、ブラジル路線の週3便を週2便に減便すると発表しました。日本航空サンパウロ支店の話では、「この減便措置はあくまでも一時的なもの」と暫定的な措置であるとしています。ブラジル日系社会では、廃止を目指した先触れの減便、といった疑心暗鬼もあるようですが、同サンパウロ支店では、これからのブラジルにおけるサッカー・ワールドカップ、オリンピックの開催、ビジネスマン客の増加傾向を考えれば、廃止という選択肢はないとしています。
 JALは現在、企業再生支援機構の下での経営再建をめざし、企業努力を続けています。国際線ではすでに、メキシコ路線の廃止を決定するなど収益性向上のための方策を実施していますが、今回発表したのはブラジル路線の1便減便と中国・上海路線の減便。この減便は、企業再生支援機構の協力を得るため企業としてコスト削減を行う一環で、2009年度下期の収益向上のための一時的な措置ということです。
 ブラジル路線で減便されるのは、成田空港を水曜日に出発する便、木曜日にサンパウロを出発する便が対象。2月1日成田空港を出発する便から3月27日サンパウロ発の便まで運休になります。