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自衛する高齢者

 強盗、ひったくりが多発する観光地リオデジャネイロで、高齢者たちが自衛しようと、市警が実施している高齢者向けの自己防衛講座が盛況だそうです。
 講座の内容は、柔術の元全国チャンピオンを講師に、反撃ではなく、指で急所を押さえ込み、突き飛ばすなどの簡単な技を指導するもの。講師は、「どんな状況でも使えるというわけではないが、知らないよりも知っていた方がいい」といった程度だとか。受講生は主に、60歳を超えた男女。中には、「コパカバーナで5回襲われたことがある」という猛者? もいて、受講生は全員練習熱心だといいます。
 ただこの講座については、「自己防衛術を身につけることで、賊を取り押さえる『スーパーヒーロー』になろうとする気持ちが出てきて、逆に危険ではないか」という危惧の声もあるそうです。