サンパウロ市の市街地にあるコンゴニャス空港滑走路拡張計画で、立退きを懸念する住民たちが計画反対の抗議行動を起こしています。サンパウロ市が同計画を検討していると報道されたことで、立退きに不安を持った住民たちが空港管理局事務所前までデモ行進したり、集会を開き気勢をあげたりしたものです。
空港管理事務所前では、抗議声明文を読み上げるなどしましたが、管理事務所では、「国家安全保障局から計画は出ていない」と説明があったものの、住人たちは納得しませんでした。拡張計画は準備が進んでいるといわれ、カサビ市長は「住民の安全のために行うものだ」と語ったこともあります。現に、同空港は市街地の中で狭く、滑走路も短いことから、発着が難しい空港の1つに挙げられており、よく事故の起きる空港としても知られています。
