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主要6都市の1月失業率、最悪の8.2%

 ブラジル地理統計院の調べによると、全国主要6都市の1月の失業率が前月(2008年12月)の6.8%から8.2%に悪化、失業者数が前月の155万人から20.6%増加し、189万人となりました。これは、統計調査を始めた2002年以降、最悪の数値です。
 主要6都市の中で最悪のなはサンパウロ市で失業率は9.4%。失業者数は22万8000人で、主要6都市失業者の4割をサンパウロ市が抱えています。観光都市のリオデジャネイロ市は失業率6.6%と、サンパウロ市よりも少なくなっています。
 失業者増加の原因は、例年、臨時雇用が増える1月に不況の影響で、正規・臨時雇用ともに削減の対象となったためとしています。調査を行った7職種のほぼ全分野で人員削減が行われており、最も多かったビジネス関係では10万5000千人が解雇されました。労働分野の専門家は、この状況は今後2カ月から4カ月続くと予測しています。