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リオ検察庁、ブラジル人女性を侮辱したとして出版社を起訴

 リオデジャネイロ検察庁は、あまりにも扇情的な雑誌だとしたブラジル観光公社の意を受けて、カーニバルで半狂乱騒ぎのクラブ・パーティーをランク付けしたり、ブラジル女性を「性欲処理器だ」などと評した雑誌「Rio For Partiers」を出版するSolcat社を、雑誌を回収するようリオデジャネイロ第2地方裁判所へ起訴しました。訴状は裁判所で受理され、判決次第では出版社は、雑誌すべてを回収処分、1日につき1万レアル(約40万円)の罰金が課せられることになります。
 Solcat社は現在、「Rio For Partiers」を英語版で単価23米ドル、送料4米ドルで販売しています。ブラジル観光公社は「Solcat社は正規の編集方針がなく、ブラジルのセンセーショナルなニュースばかりを取り上げ、ブラジルのイメージを著しく損なっている」と怒り、起訴した検事も「この雑誌はブラジル人をひどく侮辱しており、品位を損なう内容のものだったため、強く抗議する意味で起訴した」としています。