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ES州沖で高純度の大型油田を発見

 21日、ペトロブラスが発表したところによりますと、リオのカンポス沖海域北部の通称パルケ・ダス・バレイアス(鯨公園)での採掘作業で高純度の良質な大型油田を発見、2本の海底掘削に成功しました。発見された油層の埋蔵量は、15億から20億バーレルと推定されています。ボーリングが成功したのはエスピリットサント州沿岸から80km沖合の場所で、今年9月から採油を始めた海底油田基地から5km近くのところです。
 この油層は広大な海域に広がり、海底700mには塩層があり、その下の深海水層のさらに下、1348mから1426mにあります。今回発掘されたパルケ・ダス・バレイアス海域の埋蔵量を含め、この海域一帯の埋蔵量は35億バーレルに達すると見ています。これまでの推定埋蔵量は、20万バーレル程度と推定されていましたので、今回の発見で大幅に推定埋蔵量が増加しました。
 ちなみに、ブラジル全国で採掘されている油田と天然ガスの国内採油総量は、これで140バーレルになります。