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親子6人全員が医師

 家族全員が医師という日系人一家が、話題になっています。話題の主は、サンパウロ市リオ・ボニート区に住む富川タツジさん一家。医師になるには、超難関な試験をクリアする頭脳と人一倍の努力が要求され、一族の中に一人でも医師がいれば誇れるというのに、富川さん一家は親子6人全員が医師。
 父親の富川タツジさんは(65)整形外科医、母親の道子・ダルシさんは(62)小児科医、長男ルイス・グスターボさん(31)は、医者になるのを遠回りしたため、現在インターン生、次男ルイス・カルロスさんは(29)物理療法士、そして双子の長女シルビアさんが(27)小児科医、次女ビビアンさんが(27)眼科医とまさに医師ばかり。しかも、シルビアさんとビビアンさんの双子は、頭脳明晰でモデルも顔負けの美人だといいます。「天は二物を与えず」というものの、二物を与えることもあると、こちらの方も話題になっているとか。
 タツジさんの父・トシオさんは鹿児島県から1930年に移住、ピニェイロス日本語学校で柔道を教えるかたわら、整骨師としてプロ・サッカーチーム、コリンチャンスの選手の治療にあたっていたそうです。著名な選手を治療する父の姿をみて、タツジさんも医師の道を選んだとか。そして、タツジさんの子どもたちも、父の姿を見て医師の道を選んだもので、医師一家の誕生につながったそうです。