ブラジルのインフレは収まったというものの、公共料金の値上げは相変わらず。つい先日も、サンパウロ州内のペダージオ（道路通行料金）が９％強あげられました。ところが道路には、至る所にペダージオがもうけられているのです。その結果、どうなるか、といいますと、車で行くより飛行機での方が安くなるという、ことが起きるのです。
サンパウロ市から４４０km先のサンジョゼー・ド・リオプレット市まで行くつもりなら、自動車で行くよりは航空会社の特別割引券で行った方が２０％も安くなるそうです。もっとも自動車だと５人ぐらいまで乗れますから、一人当たりの計算なら、まだ車の方が安くはなるでしょうが。
ところで、日本も、他の国のことなどいっていられません。日本も高速料金は高く、乗用車で東京から福岡まで行くと２２０００円ぐらいかかります。飛行機の安いチケットは１６０００円ぐらいからありますから、飛行機の方が安くなります。
今は、車での旅行は贅沢なのですかね。あるいはドライバーは「走る納税者」と考えられているのでしょうか。
