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基本金利を年率6%に引き下げ

 31日付現地メディアによると、中央銀行金融政策委員会は31日、経済の基本金利を年率6.5%から年率6%へ引き下げることを決定しました。これで1999年のインフレターゲット制度の開始以来、金利は最低水準に低下しました。金利低下は、金融市場では予想されていましたが、年率6.25%への低下を予想するする人もいました。

 基本金利6.5%は2018年3月から16ヵ月間継続していました。 同金融政策委員会は「0.5%引き下げる金融環境にあった」としています。同委員会は、「さらに景気を刺激するために、再度、引き下げる可能性」を示唆しましたが、引き下げの時期は明らかにしませんでした。

 中央銀行金融政策委員会は、経済活動の活性化、リスクのバランス、インフレ予測などによって金融政策は行われる、と表明したのみです。