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リオ市内商店1万店が廃業

 リオ・デ・ジャネイロ市では2018年1~12月に小売店などの商業店舗1万店が廃業しました。廃業者数は昨年より15%多くなっています。12月の書き入れ時であるクリスマスシーズン中でさえ、1445店が店を閉じました。これは昨年12月より33%増加しています。リオの商業者団体、リオ小売幹部クラブ調査として国内メディアが報じました。

 商店経営者は、「リオ州が陥っている経済危機のほか、販売の落ち込み、経済活動の低迷、高い失業率、暴力、露天商の増加」と商業店舗の大量閉鎖原因を説明しています。またリオ小売幹部クラブの代表は、「リオ州の経済状況が消費者の消費行動を阻害し、購買意欲に減退させている」と指摘しました。都市暴力と露天商の無秩序な増加が商店の販売活動に悪影響を与えている、との声もあります。