セラーザ・エクスペリアンが13日、2017年10月時点で債務不履行に陥っている消費者が6100万人いると発表しました。16年の同時期は5840万人でしたから4.45%増になっています。
セラーザの関係者は、「債務不履行者の増加は『子供の日』の反映だ」と話しています。ブラジルでは「母の日」や「子供の日」などの記念日、祝日がある月は通常、債務不履行者が増加します。ただし、クリスマスだけは13カ月目給与(ボーナス)の支給時期と重なるため、その傾向は見られません。
焦げ付いている借金の種類は、銀行もしくはクレジットカードが29.6%を占めています。次いで水道光熱費、電話代、小売店の買掛金などです。債務不履行者を地方別で見ると、人口と消費が集中するサンパウロ、リオ両州を抱えるブラジル南東部が最も多く、債務不履行者の44.8%が集中しています。北東部は25.5%、南部は12.7%でした。