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大統領選挙の1次投票はボルソナロ氏がトップ=投票意向調査=

 地元メディアによると、調査会社Ibopeが5日、大統領選挙の投票意向調査の結果、ジャイル・ボルソナロ氏(社会自由党)がトップだったと発表しました。調査では13人の大統領候補者のうちボルソナロ氏が22%を獲得、次いでマリーナ・シルバ氏(持続可能性ネットワーク)とシロ・ゴメス氏(民主労働党)がそれぞれ12%でした。調査は1日から3日間行われ、142市の有権者2002人が回答しました。

 これまで最も人気のあったルーラ元大統領(労働者党)は、選挙高等裁判所が立候補を認めなかったため、質問の中に同氏を含めませんでした。ルーラ氏の代わりに労働者党は、同氏の副大統領候補だったフェルナンド・ハダッド氏を選択肢に含めていました。

 ボルソナロ氏、シルバ氏、ゴメス氏以外の候補では、ジェラルド・アルキミン氏(ブラジル社会民主党)が9%、ハダッド氏が6%、アルバロ・ジアス氏(ポデモス党)とジョアン・アモエド氏(ノボ党)が3%、エンリケメイレレス氏(ブラジル民主運動党)が2%でした。前回調査ではボルソナロ氏は20%を獲得し、シルバ氏が12%、ゴメス氏9%、アルキミン氏7%、ハダッド氏4%でした。

 投票したくない候補者については、これもボルソナロ氏が44%と最も多く、シルバ氏26%、ハダッド氏23%、アルキミン氏22%、ゴメス氏20%と続いていました。

 1次投票でどの候補も半数を得られなかった場合は上位2候補による決選投票が行われます。この場合、ボルソナロ氏とゴメス、アルキミン、シルバ3氏が協調体制を取ると、誰が候補になろうとボルソナロ氏を上回りました。ハダッド氏の場合は、同氏が36%、ボルソナロ氏が37%でした。