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ブラジルサッカー連盟前会長の永久追放をFIFAが発表

 国際サッカー連盟FIFA)は27日付で、ブラジルサッカー連盟前会長マルコ・ポロ・デル・ネロ氏を生涯にわたってサッカーに関係するあらゆる活動を禁じると発表しました。各メディアが報じているもので、FIFAは、デル・ネロ氏がFIFA倫理規定の第13条(一般的行動規範)、第15条(忠誠心)、第19条(利益相反)、第20条(贈答品または他の特典の授受)、第21条(贈収賄及び汚職)に違反したとして、サッカー界から永久に追放し、100万スイスフラン(約1億1000万円)の罰金を科すとしています。

 デル・ネロ氏の前の会長だったジョゼー・マリア・マリン氏も同様の処分を受けており、ブラジルサッカー界のトップが2代続けて、汚職などを理由にサッカー界から追放されるという事態になりました。

 デル・ネロ氏側はこの決定に異議を申し立てる意向を示しています。異議申し立てはFIFA控訴委員会に行い、控訴委員会で申し立てが却下されれば、スイス・ローザンヌにあるスポーツ仲裁裁判所へ提訴することになります。デル・ネロ氏の弁護士事務所は報道向けに、倫理委員会の決定を「驚きと憤り」をもって受け取ったとした上で、デル・ネロ氏が汚職の枠組みに関与したことを示す証拠はなく、倫理委員会は手続き違反を行っていると主張しています。

 デル・ネロ氏は2015年、サッカー界の世界的規模の汚職の枠組みへの関与が疑われ、米連邦捜査局の捜査対象になり、同年、米司法省から7件の犯罪(詐欺3件、資金洗浄3件、犯罪組織への参加1件)にかかわったとされました。その結果を受けFIFA倫理委員会が内部調査に着手、永久追放の結論を出しました。