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自動車生産が好調

 各メディアによると、ブラジル国内で製造された自動車の数は3月期、乗用車、軽商用車、トラック、バス合わせて26万7,460台に達しました。全国自動車工業会が5日発表したもので、昨年同月比で13.5%増です。3月の数字としては14年以降で最大の生産数になりました。

 今年第1四半期(1~3月)の累計生産数は前年同期比で14.6%増、14年以降で最も多い69万9,657台になりました。自工会のアントニオ・メガレ会長は「これは非常に意味深い数字だ。我々はここ10年間の平均値の71万8,000台に迫っている」と語っています。

 完成車の輸出は、3月単月は6万7,488台と前年同月を2.6%下回っていますが、第1四半期累計は18万200台と前年同時期を3.3%上回っています。輸出についてメガレ会長は「ここ10年間の平均(11万300台)をかなり上回っている。(この時期の)累計輸出台数の過去最高であり、年間輸出台数も過去最高をマークする可能性がある」と述べ、3月の前年同月割れの影響はないと指摘しました。自工会は18年の年間輸出台数を80万台以上と見込んでいます。