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給油係の犯行と断定=カーニバル小便殺人=

 6日の地元メディアによると、サンパウロ市内のガソリンスタンドで3日夜に起きた小便をめぐる銃撃事件で、警察はガソリンスタンドの給油係の男(47)を銃撃犯と断定、逮捕状を裁判所に請求しました。発砲した給油係は事件後に姿をくらましており、警察が行方を追っています。

 警察の調べに同スタンドの従業員たちは、見知らぬ男が発砲したなどと口を揃えていました。しかし、スタンド内に設置された監視カメラに路上カーニバル参加者とスタンド従業員の乱闘が写っており、乱闘中にシェル石油の赤色の作業コートを着た給油係の男がカーニバルのグループに向けて複数回発砲する姿がはっきりと認められました。映像には、発砲した給油係の男のほかにもう一人、銃を手に持っている男の姿が映っていましたが、警察はこの男も発砲したのかどうか、調べを進めるとしています。

 現場で事件を目撃した人は「銃撃した男はスタンドが雇っている警備員だろう」と話していますが、ガソリンスタンドのオーナーは警備員の存在を否定しています。オーナーは「従業員は誰一人として、スタンド内の小便をする場所ではない所に小便をした連中に、発砲したのが誰かを言わなかった」と話しました。