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マクドナルドがラ米地域で利益倍増

 地元メディアによると、米ハンバーガーチェーン・マクドナルドの店舗をラテン・アメリカ全域で展開するアルゼンチン企業、アルコス・ドラドスが2017年第1四半期(1~3月)の成績を16年第1四半期の純利益の2.5倍を超える4060万ドルになったと発表しました。ブラジル通貨が対ドルで上昇、これが好影響を与えたとみられます。ドルに対するレアルは今年1月から3月にかけて1ドル=3.90レアルから3.14レアルと20%上昇しています。17日現在は3.10レアルです。

 17年第1四半期の純売上高は7億8150万ドルで16年同時期を18.7%上回っています。為替レート変動の影響を排除した値では16年同期比は17.0%増です。同社は「レアルの上昇はアルゼンチン・ペソ、そしてメキシコ・ペソを含む我々が活動する地域の他国の通貨価値の下落を相殺する以上のものだった。(為替変動の影響を除いた)恒常通貨ベースの売上の伸びは    全部門における平均来店客数の増加によるもので、既存店の売上が9.6%拡大した」としています。ブラジルにおける17年第1四半期の売上高は、レアルベースで前年同期比0.7%増、ドルベースで同24.7%増の3億6000万レアル(約126億円)でした。

 マクドナルドを経営するアルコス・ドラドスは現在、ブラジル国内の904店舗のほか1252店舗をラテン・アメリカ地域で展開しています。