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サンパウロでマルシアが慈善コンサート

 ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)は23日、日本でマルチタレントとして活躍するマルシア(日系3世)の慈善コンサートをサンパウロ市内の同協会大講堂で開催しました。会場は900人の観客で埋まりました。マルシアは日・ブラジルの懸け橋として活動しており、昨年は日本ブラジル外交樹立関係120周年親善大使を努めました。コンサートの収益は、文協ビル地下の「文化ホールプロジェクト基金」に充てられます。
 コンサートを前にマルシアは記者会見で日系社会への思いについて、「歌手として今まで日系社会に何も恩返しができていない。恩返しのつもりでコンサートを開く。3年前にも日本祭りに呼んでいただき感謝している。ブラジルに帰ると必ず母の手料理のハバーダを食べ、元気を貰っている。日本に渡って30年になり、節目として今後ブラジルの日系人が多い都市でコンサートをしたい」と語りました。
 コンサートには文協『女性コーラス部』も協力出演しました。マルシアはデビュー曲の「ふりむけばヨコハマ」を始め「抱きしめて」、「しあわせになれる」「灼熱…サウダージ」などを熱唱しました。