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若者に暴力的な都市番付

 地元メディアによると、非政府団体(NGO)「ブラジル治安フォーラム」が19日、都市部における暴力と青少年の脆弱性の関係を示した「青少年暴力脆弱性指標」を用いて、ブラジル国内の主要都市をランク付けした調査結果を公表しました。州都を見ると、首位はアラゴアス州マセイオ市で、2位にリオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市、3位にロライマ州ボア・ビスタ市が続き、これらの都市が若者に対する暴力行為が最も深刻だと分かりました。
 反対に、暴力に対する青少年の免疫が最も高い州都はサンパウロ市で、サンタ・カタリーナ州フロリアノーポリス市、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市が続いています。
 同指標は12〜29歳の青少年が経験するさまざまな暴力行為を指標化したもので、殺人事件数や交通事故における死亡率、貧困、格差社会、登校率、雇用率などが勘案されています。「ブラジル治安フォーラム」のサミラ・ブエノ事務局長は調査結果について、「全国的に治安状況と若者の脆弱性が改善した」と分析しています。