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復興願い日本を応援=ペトロポリス市日本文化祭=

 リオデジャネイロ近郊のペトロポリス市(パウロ・ムストランギ市長)で、ペトロポリス日系協会(安見清会長)、ペトロポリス市の共催で、6日から14日まで「ペトロポリス日本文化祭〜ガンバレ日本〜」が開催されています。今回の文化祭は、東日本大震災で甚大な被害を受けた日本の早期復興を願い開催したもので、ペトロポリス市も5万レアル以上の予算を計上、文化祭を側面援助しています。
 初日の6日、午前11時から市営文化センター前の特設舞台で開会式が行われ、市民ら約100人が参加しました。来賓には木村元(はじめ)リオデジャネイロ日本総領事館総領事代理、関口ひとみ同広報文化センター所長、シェイラ・ギマランエス同市長代理、シァーリズ・ロッシ同市制統括部長、ジルソン・ドミンゴス同市文化観光局長、鹿田明義リオ州日伯文化体育連盟理事長、井上惣太郎リオ商工会議所会頭が出席し開催を祝いました。
 開会式では白い風船が空へ放たれ、集まった来場者は日の丸国旗を振り、日本へ向けてエールを送りました。会場の市営文化センター入り口には高さ約7メートルの鳥居が設置され、日本の雰囲気が溢れていました。

被災地の写真も展示

 文化祭の展示コーナーでは、毎日新聞提供の東日本大震災の被害と復興に関する写真60枚が展示されました。これは先月サンパウロ市内で開催された在伯都道府県人会連合会主催 の「日本祭り」で展示された写真の一部です。厳しい環境に置かれた中、笑顔で写る被災者を見たマリアーナ・モウラさん(24)は「日本人が復興に向けて頑張ってい る様子が伝わってくる」と話していました。