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今年に入り8件目のショッピング強盗

 7日午後、サンパウロ市北部にあるサンタナ公園ショッピングセンターの時計類専門店2店舗に銃を持った強盗団が押し入り、ショーウィンドの商品と現金1300レアルを盗んで逃走する事件が起きました。強盗団は拳銃で武装した7人組で、店舗正面にある喫茶店からしばらく様子を伺った後、通路に1人の見張りを立て、2組に別れて2店舗を同時襲撃。従業員や客を縛り上げ、商品と現金を奪って逃走したものです。犯行時間は3分もかからない素早さででした。
 この日は「父の日」で同店舗は営業時間を延長し、いつもより遅く閉店する間際を狙った犯行でした。事件当時、近くのフードコートは大勢の親子連れで賑わっており、突然の出来事にフードコートはパニックとなりました。なお、銃撃戦で警備員2人と強盗犯1人が負傷しました。
 サンパウロ市では、このところショッピングセンターを標的とした強盗が相次いでおり、この事件は今年に入って8件目です。ショッピングセンター内の店舗は、貴重品店であっても特別な警備システムは採られいなく、警備の手薄さや防犯カメラの解像度の低さ、一般客に混じって侵入しやすいことなどのため、狙われやすいようです。