ルノーがインドで3千ドル(約33万円)クラスの自動車を開発中と言われますが、ブラジルでも同じような車を製造できないかという意見があります。ところが、ブラジルの自動車メーカーの反応は、「それは無理だ」ということのようです。
ブラジル・フィアットでは「3千ドルの車だと、税金が半分かかるから、生産コストは1500ドルしかかけられない。ブラジルは悪路が多く、穴の空いた道に対応するには、ショックアブソーバーを強化せずを得ず、とても無理」と話しています。当のルノーでさえ、「ブラジルはコストが高い上、フレックス・エンジンは高く、製造は無理」と語っています。
格安の量産乗用車の販売を期待していたブラジル人には、夢のしぼむような話でした。