ブラジウでの報道によると、ベネズエラのマドゥロ大統領は、28日の大統領選挙での勝利以来、ベネズエラ政府に対する国民の抗議活動が続き、31日にマドゥロ大統領は国内の街頭や地域社会に軍隊と警察を配備すると発表しました。またマドゥロ大統領は31日、支持者に対し大統領支援の抗議活動を行うよう呼び掛けました。
ベネズエラの全国選挙管理委員会(事実上マドゥロ大統領が支配)によると、軍隊と警察を配備はマドゥロ大統領が51%の得票率で勝利したとの発表後に全国に広がっている反政府デモの波に対する政府の対応としています。野党と国際社会は全国選挙管理委員会の発表に疑念を抱き、透明性を求めています。
ベネズエラのNGOによると、国内各地での抗議活動は30日夜まで続き、少なくとも11人が死亡、数十人が負傷したといいます。ベネズエラ司法長官は700人以上を逮捕したと発表しました。
ベネズエラ野党は、全国選挙管理委員会が発表したマドゥロ氏が得票率51.2%で勝者であると宣言した件で、投票議事録(各投票所の投票数と結果を記録した文書)が公表されていないと正確性に異議を唱え、抗議デモを行っています。マドゥロ氏反対派のマリア・コリーナ・マチャド氏は議事録の73%にアクセスできたと述べ、野党候補のエドムンド・ゴンサレス氏が66.2%対31.2%で勝利しているといいます。
マドゥロ氏勝利には米州機構も認めないとしており、ラテンアメリカ9か国(アルゼンチン、コスタリカ、エクアドル、グアテマラ、パナマ、パラグアイ、ペルー、ドミニカ共和国、ウルグアイ)は、全国選挙管理委員会が発表した結果について議論するため、米州機構緊急会合の開催を要請しました。
ブラジルのルーラ大統領は30日、マドゥロ大統領の再選における不正疑惑を受けて引き起こされたベネズエラ危機について初めてコメント、「争いを解決するためには地方自治体が投票議事録の提示が不可欠」と述べました。そして、「反対派は控訴し、法廷で白黒をつけることが正常で平和的な解決法と確信している」と述べています。