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サンパウロ州と市でコロナ対策に差

 メディアコンソーシアム31日の調査で、ブラジルの新型コロナによる死者は92,568人(一日に1,191人増加)、感染者は2,666,298人一日に52,509人増加)と判りました。ブラジルの新型コロナによる死亡者は、この1か月で6万人から9万2千人に増加しました。

 一方、コロナ禍が収まらない中で、サンパウロ州政府は31日、バーやレストランの夜間営業を許可する方針です。現在は、1日6時間バーとレストランの再開を許可していますが、営業時間は午後5時までです。しかし、経営者たちは日中のみの営業では商売にならないと話していました。こうした声を受け、州のコロナウイルス緊急センターが夜間営業も可能かどうかの検討をはじめました。

 州はサンパウロABC、サントアンドレ、サンベルナルド、サンカエターノ各地区のバーやレストランには、午後11時30分まで営業の許可を与えましたが、裁判所がこれを取り消し、事実上サンベルナルドとサントアンドレ地区では営業ができなくなっています。

 サンパウロ市はバー、レストラン、ビューティーサロンの経営可能な第3段階にあり、午後10時までの営業許可を出していますが、州の承認が得られていないため、当面は午後5時までの営業になります。また州政府は歩道などの屋外エリアでのサービスも禁止しましたが、、経済開発庁では法令の改正で、規制を守れば営業できる、としています。