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地下鉄駅でレイプ事件、犯人1人逮捕

 地元メディアによると、サンパウロ市地下鉄(メトロ)のレプブリカ駅構内で18歳の女性従業員がレイプ被害に遭いましたが、7日になって市民警察が容疑者を逮捕しました。
 被害者はビリェテ・ウニコ(電車、地下鉄、バスの統一複数券)販売所の従業員。事件当日の午後11時半ごろ、業務を終えて帰宅しようとした際に2人組の男性が販売所に押し入り、被害者の両手を縛り犯行に及んだものです。暴行後にビリェテ・ウニコの売り上げが入った金庫をこじ開けようとしましたが失敗、被害者の携帯電話を奪い、30分以上経過するまでは販売所を出ないよう脅しをかけ逃走しました。
 犯人の1人はグアイアナゼス区内のサンパウロ都市圏住宅公社ジュセリーノ団地で市民警察に逮捕されましたが、もう1人は逃走中です。
 ビリェテ・ウニコの業務委託先のプロデータ・モビリティー社は、被害者の従業員女性に対して身体面と精神面のケアを行っています。メトロ側は声明を出し、「レプブリカ駅構内で働く従業員が事件に遭うのは前例がない。今後はプロデータ・モビリティー社から都市警察に通報するよう指導することで防犯強化に努める」としています。