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空港であわや正面衝突

 地元メディアによると、サンパウロ州カンピーナス市からアラゴアス州マセイオ市に向かって飛行していたアズール航空4101便が14日、継由地のセルジッペ州アラカジュ市サンタ・マリア空港を離陸しようとした際に、滑走路に着陸しようとしていた別の航空機とあわや衝突するニアミスを起こしていました。
 離陸時の様子を乗客の一人がビデオ撮影した映像の中で、機長が乗客に対して航空機同士が正面衝突する可能性についてアナウンスしていました。機長は報道陣に対して「残念ながらこの問題はサンタ・マリア空港でいつも起きていることだ」と語り、同便の操縦士も機体同士の距離はわずか120メートルしかなかったと話しています。
 ブラジル空港インフラ業務公社セルジッペ支部によると、この問題の背景にはアラカジュ市の空域管理をブラジル空軍が行っていることと指摘しています。
 同空港は現在、滑走路を450メートル短くする工事を行っており、その影響を指摘する声もあります。これに対しインフラ業務公社は、滑走路工事は機体の離着陸になんの影響もないとしています。