中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

バイクの防犯カメラで強盗を撮影

 地元メディアによると、サンパウロ市内で12日、バイクを運転中の男性が2人組の武装強盗犯に襲われた際、その様子をヘルメットに付いているカメラで撮影、映像をインターネット動画共有サイト「YouTube」にアップしました。その映像が話題となり、サンパウロ市でカメラ付きヘルメットが流行の兆しを見せています。
 被害者のアンデルソンオリベイラさん(35)はバイクで走行中に強盗犯に襲われましたが、偶然通りかかった警察官が犯人(18歳少年)に発砲し現行犯逮捕しました。オリベイラさんはこの一部始終をカメラで撮りました。「YouTube」にアップされた映像は、ブラジル国内だけでなく日本をはじめ世界中のメディアにも取り上げられました。
 バイクのヘルメットにカメラを装着し、自身のバイクや運転中の風景を録画するというアイデアは、バイク店を営むクレーベル・アタラ氏(52)が考案したもので、被害者のオリベイラさんは事件の1週間前にカメラを購入したばかりでした。インターネットでの反響でヘルメットにカメラを搭載するドライバーの増加が予想されますが、ブラジル交通医療協会のジルセウ・ロドリゲス氏は「運転中の携帯電話使用と同レベルの危険性がある」と警告しています。