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なでしこジャパンを日系社会も声援=ロンドン五輪=

 ロンドン五輪女子サッカー決勝「日本代表対米国代表」はブラジル時間の9日行われ、日本女子は銀メダルに終わりましたが、ブラジル日系社会でも日本代表(なでしこジャパン)に熱い声援を送りました。サンパウロ市リベルダーデ区の宮城県人会館(中沢宏一会長)にDF岩清水梓(あずさ)選手(25)出身の岩手県出身者などが集まり、応援観戦を行ったものです。応援に駆け付けた岩手県出身者の人からは「滝沢村の誇りだ」などの声が聞かれました。花巻の渡辺勉前市長からは「熱い声援をよろしく」といったファックスが届き、会場は大きな盛り上がりの中、ロンドンへ声援を送りました。
 試合は女子サッカーの強豪、米国に大苦戦し、なでしこはなかなかゴールを奪うことはできません。しかしサンパウロの応援団は「行けー」「落ち着けば大丈夫」「11番の川澄選手は可愛いなあ」などと声援を送ります。後半18分に大儀見優季選手が得点を決めると、応援団は手をたたいて「あと1点いける」と大喜びでした。結果は2―1で敗れましたが、泣きじゃくる岩清水選手に「良くやった。泣くな」と健闘をたたえました。
 写真はビールを飲みながら応援する日系社会の人たち(サンパウロ新聞提供)