中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

蜜月のジルマ内閣とサンパウロ州政府

 ジルマ大統領は13日、バンデイランテス宮(サンパウロ州知事公舎)にジェラルド・アルキミン知事を訪問し、ロドアネル環状道路北部の建設事業などに関する協議を行いました。ジルマ大統領がサンパウロ州知事公舎を訪問するのは、1か月間で2回目となります。
 地元メディアによると、今回の会談ではロドアネル環状道路北部の工事の他、サンパウロ州の債務の上限拡大、住宅事業、フェロアネル環状鉄道、チエテ川とパラナ川を結ぶ運河のインフラ工事への投資に関しても話し合われました。

各種工事の予算

 ジルマ大統領とアルキミン知事は、ロドアネル環状道路北部の総工費として64億レアル、このうち17億レアルを政府が負担することで合意しました。政府と州によるこの提携事業はフェルナンド・エンリケ元大統領政権時に調印されたもので、2015年に完成予定となっています。
 このほか、チエテ―パラナ間の運河建設工事に15億レアル、フェロアネル環状鉄道の建設工事に12億レアルの予算措置を行っています。