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貧困問題が一歩前進

 地元紙の報道では、2004年から08年にかけて国内の貧困率が10%減少しました。社会・労働研究協会がブラジル地理統計院の統計を基に分析し発表したものです。それによると、04年には33.2%だった貧困者が08年には22.9%に減少していました。この減少傾向は09年も続いています。
 下げ幅が最も大きかったのは南東ブラジル地区で35%の減少。これは新規雇用や最低賃金が即反映されるサンパウロなどの都市部の収入増が影響しています。貧困層の多い東北ブラジル地区も27%減少しました。貧困度が顕著な家庭ほど経済成長の恩恵を受けていると、経済成長の成果を強調しています。