地元での報道によると、ボリビアのエボ・モラレス大統領は今月初頭、コカインの原料となるコカを使用した炭酸飲料水「コカ・コーリャ(Coca Colla)」を開発・製造すると発表しました。発売予定は5月ごろになるそうです。
ボリビアのコカは、栽培を始めてから3千年の歴史があり、世界3位の生産量を誇るボリビアを象徴する植物。麻薬として各国を汚染していることもあり、他国からは減産要求が出されていますが、原住民出身のモラレス大統領は、コカの栽培拡大を公約に掲げて当選、麻薬とは別の用途を模索していました。これまでにもコカを利用した茶や小麦粉、歯磨き粉、酒などが製品化されています。