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リオ州、死人に年間7800万レアルの給与支給

 地元紙の報道によると、リオデジャネイロ州政府は2008年1月から今年10月まで、「死亡した」とされる元州公務員4684人に給与を支払い続けていました。同州公務員約20万人のうち、08年は2519人、今年は2165人が死亡しています。死亡者は給与支給リストから外すべきなのに会計局に死亡通知が届いていなかったため、過去2年間で年間7870万レアルが支払われました。
 同州は、社会福祉局の死亡届けとの照合を怠たり、情報管理が不十分だったことを認めています。今回判明したのは過去2年分だけですが、給与の空支給は以前からあったと見られ、州検察局が捜査に乗り出しました。