中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

世論調査に見る大統領候補の支持率

 全国運輸連合(CNT)の依頼によって世論調査機関Sensus研究所が行った調査によりますと、2010年の大統領選挙をめざす候補者ではジョゼ・セーラ候補(ブラジル民主社会党=PSDB、現サンパウロ州知事)が支持率ではトップに立っています。これにシーロ・ゴーメス候補社会民衆党=PPS)が続き、ルーラ大統領推挙のジウマ・ルセフ候補(労働者党=PT、現官房長官)に大差をつけています。
 同調査は決選投票を含めた各種シュミレーションを行っていますが、そのいずれでもセーラ候補がトップに立っています
 ジウマ候補は3か月前から動き始めていますが、セーラ候補相手では51.4対15.7%の獲得票予想で勝負にならず、同じくPTのパトルウス・アナニアス社会開発相と比べても55.1対7.7%と大きな開きがあります。
 エロイーザ・エレーナ候補自由社会主義党=PSOL)は12.5%の票獲得予想。マルタ現サンパウロ市長候補(PT)は5.9%の獲得票予想です。
 セーラ候補の代わりに、次期大統領選においてしばしば引き合いに出されるアエーシオ・ネーヴェス・ミナス州知事(PSDB)が立候補した場合は、ゴーメス候補が24.9%でトップになる予想で、ネーヴェス候補は18.2%の票獲得予想で2位。エレーナ候補13.4%、ジウマ候補8.6%となっています。
 現在のところ、セーラ候補が最有力候補といえそうです。