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サンパウロで減少、リオで増加、これ何?

 謎かけのようなタイトルですが、これは犯罪のことです。サンパウロ市のビジネス街パウリスタを中心にした地域での犯罪発生率が昨年と比べ79%も減少しているというのです。これはアルキミン・サンパウロ州知事が明らかにしたもので、近くに軍警の基地が出来たためと説明しています。サンパウロ市全体でも昨年と比べ28%減少しており、どうやらわずかではあってもサンパウロでの殺人事件などの凶悪犯罪は減少しつつあるようです。
 一方、観光地リオでは歩行者を狙った強盗が頻発しており、こちらは昨年より71%も増加しています。狙われているのは内外からリオ観光客で、こちらは減少の気配が見えません。危険地帯は、リオ中心部、西・北・南部、リオ市郊外のニテロイ、フルミネンセ地区とされています。リオへ行く人は、この地区では用心しましょう。