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マリフアナとコカインを押収

 地元メディアによると、連邦道路警察は3日、リオ・デ・ジャネイロ市近郊の国道でトラックに大量のマリフアナを隠し持っていた男を逮捕し、マリフアナ約1.1トンを押収しました。調べによると、男は運搬料1500レアル(約4万5000円)の約束で、1.1トンものマリフアナをサンパウロ市からリオ市のガソリンスタンドへ運ぶ途中でした。

 道路警察が、国道をリオ市方面に向かって走行していたサンパウロ市ナンバーのトラックを停止させ職務質問を行ったところ、運転手が緊張している様子だったことからトラックに積まれた貨物の検査を念入りに実施、貨物運搬の際などに使用されるパレットの下に隠されていた大量のマリフアナを発見したものです。

 また同日、サンパウロ州文民警察麻薬取締局はサンパウロ市内で、偽装された車体に合計約500キログラムのコカインを隠し持っていたトラック2台を摘発、男4人を逮捕しました。コカインはレンガのような形状、大きさに整えて梱包され、南米原産の果物「ジャブチカバ」の苗木の中に隠されていました。各梱包にはフランスの高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のロゴマークやスペインの強豪サッカークラブ「レアル・マドリード」のエンブレムが貼り付けられていました。こうすることで、当局の目をごまかそうとしたと思われます。