フォーリャ・ダ・レジオンの報道によると、ブラジル高血圧症協会は26日、年間30万人、1日あたり820人が高血圧を原因とした病気で死亡していると発表しました。高血圧症は成人人口の30%、高齢者では50%以上が罹っており、心臓発作の40%、脳血管障害の80%の原因になっています。ブラジルでは心臓血管疾患が死亡原因のトップで、続いてガン、暴力などの外的要因となっています。
高血圧症は生活習慣や遺伝的な要因が関係しているとされ、エレーナ・バローゾ心臓外科医は、「高血圧症の父親がいる家族は高血圧になる可能性が高く、両親が共に高血圧症だと可能性はさらに高まる」と指摘しています。さらに同医師は、「高血圧には特有の症状はないものの、視力障害、頸部痛、疲労、めまい、鼻出血などのいくつかの徴候には注意を要する」と話しています。
同医師は「対策は塩分の摂りすぎに注意し、体操などを心がけること。肥満を改善するためにも、毎日30分の歩行をしたい」と生活習慣の切り替えを勧めています。