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上場企業全体で17%の増益

 各メディアによると、上場企業295社の2017年純利益合計は16年に比べ17.06%増の1440億レアル(約5兆400億円)に上りました。有価証券取引委員会に提出された標準財務諸表のデータをまとめたものです。

 17年に最も利益を上げた企業はイタウ銀行でした。同行の純利益は239億6455万1000レアルで、16年の純利益を23億2542万6000レアル上回っています。イタウ銀行に続くのは資源大手のバーレで、純利益は176億2720万1000レアル、続いてブラデスコ銀行、4位がブラジル銀行、5位がサンタンデール銀行と銀行が続きました。

 業界別に見ると、高利益を挙げたのは銀行業界で、上場23行の利益合計は16年比12.27%増の631億レアルに上っています。銀行に続くのは鉱業界で、同業界の上場3社の合計は16年比22.8%増の174億レアルでした。欠損を出したのは建設(損失額34億レアル)、農林水産(同4億3280万レアル)、鉄鋼・冶金(同1億6950万レアル)の3業界になっています。