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リオ州境の監視活動強化

 国内メディアによると、ブラジル南東部エスピリト・サント州の治安当局は隣接するリオデジャネイロ州との州境で警察活動を強化します。この措置はリオ州公共保安に連邦政府が関与をするために採られる措置で、リオ州から犯罪者が同州へ流入するのを防ぐ目的です。同州の保安活動強化の方針は、公共保安局長名で発表されました。この他、リオ州と境を接するサンパウロ、ミナス・ジェライス、エスピリト・サント各州の州境管理も強化されます。

 エスピリト・サント州の州境活動強化は1日あたり130人の軍および文民警察官、20人の連邦道路警察官が参加します。公共保安局は現在、リオ州からエスピリト・サント州への犯罪者の移動は見られず、今回の措置は予防的なものと説明しています。

 今回の措置でエスピリト・サント州と隣接するリオ州州境198キロメートルが監視強化の対象になり、リオ州からエスピリト・サント州へ通じる街道8カ所で検問が行われます。監視活動は車両のほか、ヘリコプターやドローン(無人小型飛行機)も使用される予定です。