各メディアによると、1審で収賄と資金洗浄で有罪だったルーラ元大統領(72)の2審の判決公判が24日、リオグランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市の第4地域裁判所で開かれ、1審と同じく有罪判決が言い渡されました。刑期は1審の禁固9年6月から重くなり禁固12年1月になりました。1審判決は昨年7月、クリチバ第13連邦裁判所で言い渡され、ルーラ氏側が事実誤認として控訴していました。
2審判決も1審同様、不動産の形でルーラ氏に向けられた賄賂の一部であり、収賄額は220万レアル相当と判断しています。ルーラ氏側は、問題の不動産を所有したことはないと主張していましたが、判決では不動産の公式な移転がなかったとしても、ルーラ氏のために取っておかれたものだと指摘、ルーラ氏への賄賂と断定しました。賄賂はペトロブラス汚職に絡んで行われたものとしています。