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日本へ乳製品を輸出

 地元メディアによると、農牧食糧供給省は先ごろ、「ブラジルは牛乳及び乳製品を日本へ輸出出来るようになった」と発表しました。同省国際関係局が日本から、「ブラジル産の牛乳及び乳製品に日本市場を開放する」という知らせを受け取ったからです。

 ブラジルは日本との輸出交渉を粘り強く続け、2年かけて国際衛生証明書承認に漕ぎ着けました。これでブラジルは、ワクチン接種の有無にかかわらず、口蹄疫の発生のない地域からの製品を日本へ輸出することが可能となりました。

 同供給省によれば、日本は世界で7番目に大きな乳製品輸入国です。2016年にはホエイパウダーを約6万2000トン、バターを1万3000トン、チーズを25万8000トン、そして脱脂粉乳カゼイン、乳糖などの乳製品を20万1500トン、合計12億ドル分の乳製品を輸入しています。

 同省のシルバ国際関係局長は「国際市場参入を目指している乳製品業界にとって日本は、消費市場の大きさで重要な輸出先だ。ブラジルは日本の要求を満たす能力を有している」と強調しています。