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職にあぶれるミレニアル世代

 企業向け情報サービスなどを手掛ける民間企業、パドラン・グループの情報収集・調査部門であるパドラン情報収集センターとデジタル調査会社マインドマイナーズが実施した「ミレニアル世代」(1980年代から2000年代初めに生まれた18~32歳の若者)の調査が公表され、4人に1人が職にあぶれていることが分かりました。地元メディアによると、ミレニアル世代の25%が仕事をせず、勉強もしていないとしています。

 失業中の若者の57%は1年以上も失業しています。失業期間が半年~1年の人は16%、1~6カ月は21%、1カ月未満が6%です。失業中の47%は就学せず、34%は就学も就職もしていません。

 パドラン・グループの最高経営責任者は、「他国に才能ある人材を流出させないために、ブラジルの労働市場若い人たちにもっと目を向ける必要がある。もしこの労働力が活かされないなら、我々は輝かしい才能を海外へ移してしまうことになる」と警鐘を鳴らしています。