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サントス市が占い師に過料4000レアル 

 地元メディアによると、観光地で有名なサントス市が「あなたの愛する人を取り戻します」「愛する人をつなぎ止めます」などの宣伝文と連絡先、料金(200レアル)を書いたチラシを市内の電柱に貼りまくっていた占い師(女性、86歳)に4000レアル(約14万円)の過料を科し、すべてのチラシを剥がし撤去するよう命じました。

 市当局はここ2カ月の間にチラシに対する苦情を複数受けたことから、チラシの主の「ジェイドの母」と名乗る占い師と面会し、過料とチラシの撤去を命じました。ちなみに「ジェイド」とは宝石の翡翠(ひすい)のことです。サントス市は電柱や公共機器に広告チラシを貼り付けたりすることを条例で禁じています。これに違反すると過料に処せられ、30日以内に過料を納めるか、または意義申し立てをする必要があります。

 「ジェイドの母」の過料騒ぎは初めてではなく、2015年に「ジェイドの母」の孫が、今回と同様のケースで1万レアルの過料を科されています。「ジェイドの母」自身も14年にも科料を科されており、この時は環境犯罪犯として警察へ連行されてもいます。