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臓器提供者が増加

 厚生省が9日に発表したところでは、ブラジル国内における移植用の臓器提供者が2016年は前年比で5%増加、過去最高の2983人になりました。人口100万人あたり14.6人の割合です。国内メディアが伝えています。

 厚生省の臓器提供者集計は01年から行われ、15年は2836人でした。16年は心臓移植の件数も前年比13%増加し、過去最高でした。臓器移植件数増加の背景を連邦政府は、16年6月に署名された法令によって空軍機による臓器輸送が可能となったことを指摘しています。臓器移植を待つ人は16年で約4万1000人で、2万4914人が腎臓移植の希望者です。